2022.1.x から 2022.2.x への移行¶
概要¶
2022.1.x から 2022.2.x への移行について注意点をまとめています。
クラスターの再構築¶
2022.2 で Sora のクラスターの仕組みを変更しました。
クラスター機能を利用している場合は、いちど全ノードを停止して、ゼロからのクラスターの再構築をお願いします。
手順は以下のとおりです。
セッションウェブフックのログ出力の変更¶
セッションログのフォーマット形式を変更しました。
今まではセッションウェブフックのリクエストのみが含まれていましたが、 今回のリリースからはセッションウェブフックのレスポンスも書き込まれるようになりました。
JSONL 形式でのログ出力¶
sora.log
と internal.log
のログ出力形式を JSONL 方式とする変更を行いました。
デフォルトでは今まで形式で出力しますが、
sora.conf
の legacy_log_format を false
にすることで、
JSONL 形式でログを出力するようになります。
この legacy_log_format の設定は 2023 年 6 月リリースの Sora にてデフォルトで false
となり、
2023 年 12 月リリースの Sora にて legacy_log_format の設定が廃止されます。
拡張子が JSONL 形式に変更¶
すべてのログファイルの拡張子を jsonl
にする変更を行いました。
デフォルトでは今までの拡張子 .log
で出力しますが、
sora.conf
の legacy_log_extension を false
にすることで、
.jsonl
拡張子でログを出力するようになります。
この legacy_log_extension の設定は 2023 年 6 月リリースの Sora にてデフォルトで false
となり、
2023 年 12 月リリースの Sora にて legacy_log_extension の設定が廃止されます。
センシティブデータの取り扱い¶
センシティブなデータの編集処理をログファイルに限定するように変更しました。 録画メタデータや API でのセンシティブなデータはそのまま出力されるようになりました。
また、センシティブなデータの編集処理をスキップできるよう、
sora.conf
に skip_redact_sensitive_data を追加しました。
この値を true
にすることでログファイルに書き出されるセンシティブデータがそのまま出力されます。
書き換え対象ファイルと項目¶
auth_webhook.jsonl
のevent_metadata
を "REDACTED" に書き換えて出力します。session_webhook.jsonl
のsession_metadata
とevent_metadata
を "REDACTED" に書き換えて出力します。event_webhook.jsonl
のevent_metadata
を "REDACTED" に書き換えて出力します。