Lyra コーデック機能¶
注意
Lyra コーデック機能は実験的機能のため、正式版では仕様が変更される可能性があります
概要¶
Google が公開している超低ビットレートで利用可能な音声コーデック Lyra を利用可能にする機能です。
Lyra についての詳細は Google の記事をご確認ください。
Lyra V2 - a better, faster, and more versatile speech codec | Google Open Source Blog
機能¶
音声コーデックに Opus とは別に Lyra を指定することが可能になります
ビットレートも 3200 / 6000 / 9200 bps の 3 種類が指定可能です
対応ブラウザ¶
WebAssembly 化した Lyra と WebRTC Encoded Transform API を利用する事で、 Chrome / Edge / Safari で利用可能です。Firefox には対応していません。
対応 SDK¶
JavaScript SDK
C++ SDK
独自対応¶
Lyra 用の SDP は独自機能です。
a=rtpmap:109 lyra/16000/1
a=fmtp:109 version=1.3.0;bitrate=6000;usedtx=1
- version
Lyra のバージョンが入ってきます
SDK が対応している Lyra と受信した sdp の Lyra のバージョンが異なる場合 SDK 側でエラーを出力する場合があります
- bitrate
3200 / 6000 / 9200 のどれかが入ってきます
- usedtx
DTX を利用するかどうかです
利用する場合は 1 、利用しない場合は 0 が入ってきます
Lyra はデフォルトで DTX を利用します